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2017/05/20 13:33

ポーランド
ヴウォツワヴェク陶器について*
 
現在日本でも人気のボレスワヴィエツで作られる<ポーランド陶器>とは違い、いままで日本では紹介されてきませんでした。しかし、ポーランド人にとっては、よりなじみ深く、多くのポーランド家庭のキッチンを飾り愛されてきた陶器でもあるのです。
 
ポーランド中部の町ヴウォツワヴェクに陶器の工房ができたのは、1873年のこと。ファイヤンス焼きと呼ばれる陶器が長年作られてきました。戦後、職人が一点一点、絵付けをする現在のスタイルが確立します。描かれる模様は、この地方の伝統的な刺繍模様や花柄模様をベースにしています。
 
70年代には、ポーランド中でヴウォツワヴェク陶器のブームがおき、多くの家庭で愛されました。しかし社会主義が終焉し、1990年に伝統的な工場は閉鎖します。またポーランド人の生活スタイルも大きく変わりヴウォツワヴェク陶器は忘れられつつあります。50年代~80年代につくられたヴィンテージの陶器をご紹介します。

いまでは作っていないのが残念!希少価値にまたそそられる食器ですね。
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続きまして、こちらヤノフ村の織物も素敵なんです!
今回は、コースターなど小物を中心に集めました。

ヤノフの織物とは*
ポーランド東北部、ベラルーシとの国境にほど近いポドラシェ県の小さな村ヤノフに伝わる伝統的な織物です。家庭を飾る織物は村の女性達の間で嫁入り道具として織られ、母から娘へと受け継がれてきました。
2重織という複雑な技法で表裏楽しめます。
織りの技術はもちろん、忍耐力や、織手の想像力も重要となっています。日々の畑仕事の風景や祭りの様子、森の動物たち、長く受け継がれてきた伝統的な文様や身近な草花のモチーフです。織物からは、ポーランドのおだやかで楽しげな田舎の暮らしや風景を垣間見ることができます。 30年前には100人近くいた織手も、今村に残るのは5人と隣村の2人のみです。
ヤノフ村の織物の将来に少しでも貢献したいというSLOWART藤田さんの思いに賛同し、開催することになりました。今では若手の織手も生まれたり、毎年新たな発想やデザインの織物をたくさん織られているそうです。
日本のみなさまの支えで、ヤノフ村の織物が若い世代にも受け継がれていくといいですね。(文書:slowartさんより一部お借り)

名古屋市千種区内山1−6−11
5月→26-28 11時〜17時